平成13年度:大江町立本郷西小学校
         第3,4学年・学級通信 は く し ゅ
   bP11   2001.11.22
道徳:「のろま、まぬけ、・・・」
◇次の二つの問いからスタートしました。
「2学期になってから、人に嫌なことを言わ れたり、されたりしたことのある人?」
      ある→10人  ない→6人
「2学期になってから、人に嫌なことを言っ てり、したりしたことのある人?」
      ある→12人  ない→4人
 
 ある日の休み時間のこと、A君がわたしのことを、
「のろま、まぬけ、おまえばかじゃないの。」
と、言うのです。
 さっきの体育の時間のキックベースで、A君がパスしたボールをおでこに当てて落
としてしまったのです。あの失敗がなければ、逆転勝ちしていたかも知れない・・・。
『ライフスキルワークブック事典』TOSSライフスキル学習研究会 著 61ページより
 
 「わたし」の気持ちを考えさせた後、次のせりふを考えてもらいました。
 
 A  :「のろま、まぬけ、おまえばかじゃないの。」
わたし:「             。」
 A  :「             。」
わたし:「             。」
 
 書かせたものを、となりの人と読み合いしてもらいました。
 いや〜〜〜、教室の中がきったない言葉であふれてしまいました。笑い声も多かったですけど。
 解決しないで、ケンカになってしまい、相手のことをさらに悪く言い、ケンカ別れになるというパターンがほとんどでした。
「もっとうまい言い方で、解決するような言い方はないか、二人で相談しながら考えましょう。」
 相談しながら、今度はなんとか解決に進む言い方を考えていました。二人でセリフを読み合いしました。発表したいペアに発表してもらいました。
 方法としては、
   1 冗談でかわす。
   2 無視する。(逃げる)
   3 あやまって、そして、納得してもらう言い方で言う。
このようなところでしょうが。ここには書けない、ちょっとひどすぎる言葉で解決しようとしたペアもありましたが。
 
 「問題を解決するのに大切なのは、○○と○○である。」
 
 ○の中に言葉を考えさせました。
「思い・心・どきょう・あやまる・ごめん・ 仲直り・友情・信用・やさしさ・気持ち・自分の言葉・友達」これらの言葉が出されました。
 私が考えていたのは、「言葉」と「行動」でした。
 
 私はこのようなことを言ってしまったことがあるけど、一番いいのは、そのやってしまったことをなっとくし、あやまり合い、仲直りすることだと私は思った。
 それに私は、このことを聞いて、Sさんにしてしまったことをこうかいしている。
 
◇上は、ある子の感想です。(他の児童の感想へ)
 何人かの感想に、自分の今までを振り返っての感想を書いてる子がいました。自分のマイナス部分も書ける、素直な子たちです。

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